マージ・マジ・マジェンド

 魔法戦隊マジレンジャーもついに最終回。
 絶対神ン・マが魔法を吸収しまくってエネルギー飽和状態になり、爆発四散してゆく所に
ザ・デーモス(超新星フラッシュマン最終回に登場した巨大獣戦士)の姿が重なりました。
魔法力切れで小津家の面々が倒れたりはしませんが。
(グレートタイタンは必殺光線タイタンノバを連射した結果、エネルギー切れの憂き目に)
冥府神ダゴンは同じく冥府神スフィンクスに一撃であっさり倒されてしまいました。
この辺も「シルバにあっさり倒されるメイスン」(超電子バイオマン)が想起されました。
結局、インフェルシアと地上界、マジトピアは和解することになったわけですな。
ヒカル先生も親父もナイとメアによって復活し、めでたしめでたし。


 しかし、バンキュリアはそのまま敵のままだったら絶対倒せないキャラなので、
空恐ろしい展開になっていたことが目に浮かびますな。
スフィンクスも倒された天空聖者の2人もバンキュリアの不死の力で復活しているだけに、
余計にその思いは強くなりました。


 そして、へドリアン女王もとい、天空大聖者マジエル。さすがです。
貫禄十分です。もう何も言うことはありません。


 細かい点で気になったところを。
「第1話と最終話はどこかにリンクしているシーンがある」のが最近の戦隊の慣例なのですが、
今回はあまり目立ってリンクしているシーンが無いような。
あえて言えば家族の朝食のシーンなんでしょうが。
(それよりも翼の髪型に思わず目がいってしまったのは私だけじゃないはず)
アバレやハリケンのイメージが強すぎるからかそんな気がしました。


 それから、何気に従来の慣行を覆していたのが、
「普 通 に エ ン デ ィ ン グ テ ー マ で 〆 て る」ところです。
従来、最終回ではオープニングテーマをバックにスタッフロールが流れるのが
定型になっていたのですが、今回は何も特別なことをしているわけでもなく、
普通のエンディングになっていました。この辺はかなり驚いています。


 去年から提供のテロップ表示の場面で新旧戦隊の引継ぎが描かれるようになりました。
今年は変身アイテムが両者ともに携帯電話なので、そのまま電話で引継ぎをやってました。
去年の握手の方が強烈な印象を与えており、しかもわかりやすい様な気がしましたが。
まぁ、今後もこの引継ぎシーンはやっていってもらいたいと思っています。